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May 2005

治らなかった例

よく、ウチのような治療院のホームページを見ると、治った例を掲げているところがある。患者さんの顔写真を挙げて、何とかいう病気が何回の治療でこんなによくなりました…、というものである。
でもよく考えると、これぐらい怪しいものはない。
普通に治療しているところなら、ページに書かれているような程度は日常的に治療しているし、日常的に治しているはずなのだ。ことさら強調して、「こんなによくなりました!」という必要はない。
つまり、あれは宣伝に過ぎない。写真に出てくる人物も怪しいものだ。
病気を治すのに、100パーセントというのはあり得ない。これは、ごく簡単な病気であってもそうだ。どんな名医であっても、完璧に全ての人を治してみせるという人は存在しない。
ですから私の場合でも、「必ず治りますよ」と患者に言うときは、確実に治るであろう確信を持ったときだけである。もちろん、全ての患者さんには言わない。いや、言えない。そんな無責任なことはできないからである。治癒に100パーセントがあり得ない以上、全ての人に、「必ず治ります」とは言えないのである。もちろんそう言えるようにできるだけ努力はしているが。
よく考えれば、治った例は書き連ねても、治らなかった例を見ることはまずない。でも、絶対に治らなかった例もあるはずなのである。
もし、治った例を宣伝しているところがあれば聞いてみるとよい。「同じ病気で、治らなかったことはどれくらいありますか?」

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詐欺的治療行為

最近、特に寝たきりかそれに近い高齢者向けに、マッサージを医療保険を利用して行っている人が増えている。在宅マッサージとか在宅リハビリとか読んでいる。しかし、それを行っているマッサージ師のうちで、本当に治療のできる人はどれほどいるんだろうか。麻痺と関節拘縮(関節が固まって動かない)にしか扱いはできないのだが、どの程度のマッサージ師が、麻痺と拘縮の知識を持っているのかはなはだ疑問だ。
某業界団体が盛んに在宅保険マッサージを奨めたおかげで、現状のように盛んになったのだが、当のマッサージ師が、その治療の勉強をしているという話はまるで聞かない。
保険取り扱い業務のノウハウの講習、つまり、どうしたら、保険を通りやすくするかとか、どうしたら、たくさん訪問できるようになるのだとかは山ほどあるんだけど。
簡単に言うと、収入を上げるために在宅マッサージをしているマッサージ師は山ほどいるが、本当に治すためにマッサージを行っている人がどれほどいるのか、たいへん疑問だ。
似たようなことは、柔道整復師(接骨、整骨)にもいえる。柔道整復師が医療保険で扱えるのは、打撲とか捻挫とかの外傷、急性のものだけである。慢性的なものは医療保険の対象とはならない。だから、普通の腰痛とか椎間板ヘルニアとか、肩こりとか、五十肩を保険で治療するのは、明らかに違反行為である。
はっきりいうと、保険の不正請求に他ならない。これらの病気を、そのままの名称で請求しても保険組合に却下されるだけだから、例えば、肩こりは「頸椎捻挫」、五十肩は「肩関節捻挫」などとごまかして請求している。
いわば、治す気もないのにセッセと行っている在宅マッサージも、違反を承知で不正請求している柔道整復師も、どちらも詐欺をはたらいているのと同じである。
我々の業界には、詐欺師が充満している。

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病気持ち

よく考えれば、結構私は病気持ちだ。治療に携わる仕事の人はあまり健康すぎるとつらい人のことがわからないのでダメというが、その点、私は、適当に病気持ちだから最適である。
まず、気管支喘息がある。これは多分子供の頃からだ。子供の頃に風邪をひいて息ができなくて、寝ころぶことができずに座ったまま一晩中苦しんだという記憶がなんべんもある。
ここ最近は出ないが、それでも軽くて放っておけるのを含めると、2年に1度はあるかもしれない。
まず、風邪をひくとダメ。ノドにまで来ると喘息が出るから、風邪をこじらせないように注意しなければならない。風邪をひいて食べ過ぎると、てきめん喘息発作が出るのはなんべんも経験済みである。ということは専門的には脾虚に肺虚が加わったタイプなのだろう(難しくてごめんなさい)。
胆道ジスキネジーという変わった名前の病気もある。別にうつりはしない。本来便秘はしないんだけど、たまたま便秘がちでその上よく食べると出る。右のお腹だか背中だかわからないところがシクシク痛む。この病気がわかるまではとても時間がかかった。一件目の病院、さんざん検査して、「何ともありません」。何ともなければ痛くないだろうが!あれは確か大阪府立病院だ。あれ以来あの病院には信用できないので足を向けない。「腹痛です」と断言した病院もあった。それは私も知っている。だから来たのだろうがと思ったが、あきれすぎて何もいわなかった。あれは確か淀川キリスト教病院だ。ウチの子の出産でお世話になったのでこれ以上いわない。結局、昔住んでた近所の内科で、この病名が確定した。
下痢はしょっちゅうする。週に一度は、下痢をする。ウチの嫁さんは食べ過ぎだと断言する。そうではないと反論できないところがつらい。
不安神経症もある。年中ではなく数年に一度だが、とにかく不安になる。何か特別なことをしようとすると、むやみに咳が出る。夜になると不安が頂点に達する。眠れなくなる。性格的なものだと思っていたが、試しに精神科に行ってみると、「立派な不安神経症です。もう少し行くと軽度のウツです」、と断言されてしまった。そういわれればそうかもしれない。
前は腰痛もあった。背中の痛みもあった。しょっちゅうだったが、私のオステオパシーの師匠に治していただいてから、ほとんど快調である。気を許すと、つまり姿勢が悪くなると痛みが出るので、できるだけ気をつけるようにしている。患者にしつこく姿勢を正せというのは、私への自戒も込めてかもしれない。
右の肩上部の痛みには困った。数ヶ月、とにかく骨をえぐられるように痛む。ひどいときは、自分で治療しにくいので鎮痛剤を山ほど飲んだ。整形外科に2カ所行ってみたが、的はずれな治療しかしないのでどちらもやめた。これは何度かあるが、前述の先生に原因を探り当ててもらった。

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久々にセミナー参加しました

ホント久しぶりにまとまったセミナーに参加した。開催されたところは東京。セミナーは3日間。東京なんかもう、ほんと久しぶり。確か、以前行ったときは東京ドームなんか無かったような気がする。
で、場所がわからない。場所がわからないくせに適当に調べただけで、地図も持たずに飛行機に乗ったりするものだから、泊まるホテルもよくわからない。東横インだったのは覚えているんだけれど、東横インのなんというホテルかも定かではない。
でも、そういう私の性格を熟知している同じ参加者の先生が、事前にちゃんとメールで、道順を懇切丁寧に教えてくれた。ホント助かった。あのメールがなかったら、目的のセミナーにも参加できず、今だ東京をさまよっていたかもしれない。
会場もよく知らなかった。というより、確かめていなかったし、もらっていた地図も持参していなかった。なんという会場かも定かではない。知っている参加者が10名近くいらしたので、誰かにつれてってもらえると思っていたからだ。で、行き帰りは、絶対にはぐれないように、くっついていくという作戦を実行した。おかげで、とにかく会場までは無事3日間行くことができたしホテルに帰ることもできた。
セミナーはハードだったが、内容も充実してたいへん意義あるものだった。後はマスターするだけ!それが一番難関だが。

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