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ヘタな鍼

この間たまたまテレビを見ていたら、某野球選手に鍼を打っているシーンがあった。ここが痛いと膝を指さして選手が言うと、「○○だね」と場所をいい(その部位の名前は、ちょっと医学をかじった人なら誰でも知っている)、おもむろにそこに鍼を打ち始めた。
だいたいが、全身の状態も見ずに、痛いところにだけ鍼をするというの自体が、鍼がヘタな証拠である。ヘタな鍼灸師は、痛いところにしか鍼をしないのである。撮影しているテレビ局のスタッフも、見ている人のほとんども素人だからわからないだろうが、その鍼の打ち方も、ヘタなこと!
よくあんなへたくそな鍼をしているのを、撮影させるものである。おそらくは、有名人に鍼をしてるくらいだから、自分自身うまい鍼灸師に違いない、と思いこんでいるんだろう。
某選手は、鍼を打たれると、「痛ててて」と叫んでいたが、鍼というものはそんなに痛いものではない。まれには痛いところに打たなければならないこともあるが、少なくとも膝の治療ではものすごく痛いということはない。
ヘタな鍼灸師が馬鹿づらさげてテレビに出ると、まともな鍼治療が誤解されるので、大きな迷惑である。

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