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刺さずに鍼をする

昔は、鍼は刺すものと思ってました。

もちろん、刺さずに治す人がいるのは知っていましたが、私には無理と思っていました。

でも、最近、刺さない鍼もしています。

鍼の先を当て、気を動かすように集中します。

前はできなかったんです。でも最近はできる。

なぜか、できるようになりました。

そりゃ、20年以上鍼治療をしていたら、イヤでも技術は上がっています。

でもそれだけではだめだったんですね。

刺すのは誰でもできます。さらに痛くなく刺すのは少し練習すればできます。そしてさらに、さして筋肉を和らげるのはちょっとした工夫でできます。

でも、東洋医学でいうところの気を動かすのには、コツがいるんですね。

そのコツをあるときつかみました。どのようにつかんだかはわかりません。

もちろん、気の実態は何であるのか、現代医学的にはわかりません。

しかしある時、私の精神が、気を感じ取ったんです。

その後、鍼を通して気が動くのがわかるようになりました。

鍼を刺してわかるのなら、刺さずでもわかるのではないか、ある時そう思い、刺さずに皮膚に針先を当ててみたんです。

すると、刺さない鍼ができるようになりました。

正直言って、私の体調が悪かったり、集中力がとぎれたりすると、気の動きがわからなくなることもあります。そんな時は、うまく治療が進みません。

でもそこは、20年以上のキャリア。何とか技術でカバーできます。

経験も馬鹿にできないものですね。あらゆる意味で。

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