人と人
私たちの仕事は人と人とのつきあいです。
どっかの医者のように、機械任せにして、その結果を伝えるだけが仕事ではありません。
患者さんの身になって、自分に何ができるのか、常に考えなければなりません。
本当は、そのような教育も、鍼灸学校などでする必要があるように思います。
でも現実は、
教科書通りを教えるだけか、受験勉強に集中しているか、せいぜい無味乾燥な経営学を教えるにとどまるケースが多く、患者さんという人間とのつきあいをどうするかという、人としての本質に踏み込んだ教育は、あまりなされていないようです。
もちろん、そんな事、学校で学ぶものではないと思う方も多いでしょう。でも現実に、若い治療家やその卵を見ていると、儲ける事「だけ」を考えて(金儲けが悪いとは言いません)、本質である治療というものを深く追求しない人があまりにも多いような気がします。
正直言うと、
鍼灸師とか按摩マッサージ師という類は、常識から外れたものの見方をする人が多いように思います。いい意味でも悪い意味でも、一癖、二癖あるというか…。でも、そんな常識離れしている人でも、しっかり人としてもつきあいができる人はできます。
人とのつきあいができないのにはいろいろな要因があるでしょう。個々では語りきれない多くの要因があると思います。
でも、治療をする人を育てるのなら、少なくとも表面的には、治療とはどういうものなのか、人と人との関係はという事を踏み込んだ授業をしてほしいように思います。
もちろん、中学や高校と違って、学生は大人がほとんど、あるいは中高年も混じっていますので、そんな事を今更と思うかもしれません。でも、表面的にでもそういう授業に改めて触れる事によって、いざその人が治療に携わるときに、ちょっとでも深く、人と人との関係という治療について考えるようになってほしいと願います。
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