鍼でぎっくり腰を治す
ぎっくり腰は、我々がよく遭遇する症状です。
今日もいらっしゃいました。それほどひどい症状ではありませんでしたが。
でも、ぎっくり腰を治せない鍼灸師は意外と多くいるようです。
治せない鍼灸師に聞くと、
「ぎっくり腰の人は、どこが悪いのかわからない」
といいます。
確かに、強く腰全体が緊張していて、痛いところが右なのか左なのかもわからないという状態が多くあります。
でも、注意深く触診をすると、必ず悪いところは見つかります。
筋なのか靱帯なのか或いは関節なのかなど、指先の感覚で知ることが必要です。
治せない鍼灸師は、触診しようとするときに、グイグイ押さえてみる傾向があるようです。
これでは「診ること」ができません。
押さえ込んでしまうと、組織の性状が変わり、かえってわからなくなります。
ごくソフトに触れ、筋や靱帯の緊張の程度、関節の可動性、骨の向きなどを慎重に見ていきます。
ミリ単位或いはそれ以下の変化です。
必ずわかります。
でもグイグイ押さえたら、決してわかりません。
微妙な変化がわかれば、それがなぜ起きたかを考察します。
ここでは解剖学の知識がものをいいます。
解剖図を立体的に人体に描ける(もちろん空想の世界でですが)ようでないと、解剖学と目の前の患者さんは一致しません。
一致しますと、自ずと治療しなければならない部位がわかってきます。
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